顧客の「内製開発」の支援。AWSで作るクラウドネイティブな基幹システム
内製開発チームによる基幹システムの刷新支援
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大手化粧品通販会社様 様
小売・通販
ご依頼の背景
内製開発チームによる基幹システムの刷新支援
大手化粧品通販会社様が立ち上げた、内製開発チームに当社メンバーが参画した事例です。お客様は、ビジネスの足かせとなっていた基幹システムの改修・運用コストの増大という課題を解決するため、内製化へ舵を切りました。当社メンバーはチームの一員として、クラウドネイティブな環境下で、基幹システムのマイクロサービス化をアジャイル開発で推進。インフラからアプリ開発まで幅広い知見を活かし、プロジェクトに貢献しています。
大手化粧品通販会社様
化粧品や栄養補助食品などの企画・開発・販売を手掛ける大手企業様です。通信販売をビジネスの中核とし、顧客とのダイレクトなコミュニケーションを重視したマーケティング戦略を展開しています。
抱えていた課題
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01
膨大な基幹システムの改修・運用コスト
これまでシステム開発や保守を外部ベンダーに依頼していましたが、基幹システムの改修および運用コストが非常に大きくなっていました。特にビジネス上重要なマーケティング施策の実施に際し、都度発生する改修が負担でした。
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02
ビジネススピードを阻害するシステム開発
マーケティング施策をシステムに反映する際、ほぼ必ず大規模な基幹システムの改修が必要でした。この改修にかかるコストと期間が膨大であることが、ビジネスのスピード感を損なう大きなネックとなっていました。
導入ソリューション
内製開発チームへの参画とマイクロサービス化推進
お客様が立ち上げた内製開発チームに当社エンジニアが参画し、巨大なモノリシック(一枚岩)構造の基幹システムを、機能ごとに独立した小さなサービスに分割していく「マイクロサービス化」を推進しました。例えば「商品登録機能」を切り出すことで、今後の機能改修が基幹システム全体に影響を及ぼすことなく、迅速かつ低コストで対応できる体制を構築しました。開発手法にはスクラム開発を採用し、ビジネスの変化に柔軟に対応できる体制づくりを支援しています。
モノリシックからマイクロサービスへ
クラウドネイティブな開発と組織横断の連携
お客様の方針である「クラウドネイティブ」に則り、AWSの各種サービスを最大限に活用した開発を行っています。当社からは、お客様のクラウド活用推進組織(CCoE)にもメンバーが参画しているため、内製開発チームとCCoEが密に連携し、最適な技術選定をスムーズに行える体制が強みです。インフラからアプリケーション開発まで幅広い知見を持つ当社メンバーが、システム立ち上げの経験を活かし、チーム内で重要な役割を担っています。
導入効果
内製開発チームの立ち上げと基幹システム刷新により、ビジネスの俊敏性が向上しました。
基幹システムから機能を切り出すマイクロサービス化を推進することで、改修コストと期間を大幅に削減。ビジネスの変化に迅速に対応できる開発体制の基盤を構築しました。
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01
開発の迅速化
機能単位で独立して開発・改修できるようになったため、マーケティング施策などをシステムへ反映する際のリードタイムが短縮されました。ビジネスの要求にスピーディに応えることが可能になりました。
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02
コスト削減
巨大な基幹システム全体に手を入れる必要がなくなり、改修の影響範囲を限定できるようになったことで、開発・運用にかかるコストを大幅に抑制することに成功しました。
担当者の声
エヌデーデー担当者からの声
お客様のシステム全般を知る貴重な経験を活かし、チームに貢献できていると感じます。クラウドネイティブな開発では最新技術に触れる機会が多く、日本語の資料がない中で試行錯誤することもありますが、それが自身の成長に繋がっています。オフショアメンバーとの連携では、文化や言語の壁を乗り越えるためのコミュニケーションの工夫が不可欠です。チーム一丸となってマイクロサービス化という大きな目標に向かっており、非常にやりがいを感じています。

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