クラウド型基幹システム安定稼働とDX推進支援

基幹システムの安定稼働とDX(デジタルトランスフォーメーション)化をご支援しました。

  • AWS
  • WebPerformer

特定非営利活動法人

NPO法人

ご依頼の背景

基幹システムの安定稼働とDX(デジタルトランスフォーメーション)化をご支援しました。

20万人の会員情報を管理する特定非営利活動法人様の基幹システム運用において、弊社技術者が常駐し、システムの安定稼働と機能拡張を支援しています。当初はローコード開発ツール「WebPerformer」の技術支援から始まりましたが、お客様との信頼関係を築く中で、AS400からの脱却やAWSを活用したクラウド化など、事業の根幹を支えるDX推進パートナーとして業務範囲を拡大しています。

抱えていた課題

  1. 01

    レガシーシステムから移行後の安定稼働と継続的な機能拡張

    AS400からWebPerformerへ移行された大規模な基幹システム(約900画面)の安定稼働を維持しつつ、日々の業務で発生する機能追加や改修、ユーザー部門からの多様な問い合わせに迅速に対応できる体制が求められていました。

  2. 02

    AS400からの完全脱却とインフラのクラウド化推進

    基幹システムの主要機能はWebPerformerへ移行したものの、一部の機能やデータはAS400上に残存していました。将来的な運用保守性や技術的負債を考慮し、AS400からの完全な脱却と、インフラのクラウド化が課題となっていました。

導入ソリューション

常駐体制による基幹システムの包括的サポート

当初1名だったWebPerformer技術者の常駐体制を3名に拡充しました。要件定義から開発、デプロイ、そして定期メンテナンスまで一貫して対応することで、基幹システムの安定稼働と継続的な機能改善を実現しています。また、ユーザー部門からの問い合わせやデータ抽出依頼にも迅速に対応し、日々の業務を円滑に進めるサポートを行っています。さらに、基幹システムと連携する10以上のWebシステム改修案件にも参画し、システム全体を俯瞰した円滑なプロジェクト推進に貢献しています。

AWS活用とレガシーマイグレーションの提案・実行

AWS資格を持つ弊社技術者の知見を活かし、お客様のAS400脱却とクラウド化の流れを積極的に支援しました。当初ファイルサーバーのみだったAWSの利用用途を拡大し、Webサーバーのクラウドサービス(AWS ElasticBeanstalk)移行などを実現しました。さらに、一部機能をAS400(DB2 for i)からDB2(DB2 LUW)へ移行するなど、具体的なマイグレーションも担当しました。現在もGoogle Cloudの利用など、次世代のシステム基盤に向けた提案を継続的に行っています。

レガシーからクラウドへ:包括的サポートによるシステム移行イメージ

レガシーシステム AS/400 (DB2 for i) クラウド基盤 AWS Google Cloud 常駐技術者 サポート 提案・開発・マイグレーション

導入効果

基幹システムの安定稼働に加え、将来を見据えたDX推進の基盤構築に貢献しました。

弊社の常駐メンバーがお客様と密にコミュニケーションを取ることで、日々の課題解決から中長期的なシステム刷新まで、お客様のニーズに寄り添った支援を実現しています。

  1. 01

    基幹システムの安定稼働

    WebPerformerで構築された約900画面に及ぶ大規模基幹システムの機能追加・保守を弊社が一貫して担当。ミッションクリティカルなシステムの安定稼働を実現し、お客様の主要業務を支えています。

  2. 02

    ユーザー部門の満足度向上

    各ユーザー部門からのシステムに関する問い合わせや改修依頼、データ抽出依頼に迅速に対応することで、業務のボトルネックを解消し、円滑な業務遂行に貢献しています。

  3. 03

    DX推進とクラウド化の実現

    弊社の提案により、AS400の一部機能のDB移行やWebサーバーのAWS移行を実現しました。レガシーシステムからの脱却とクラウド化を推進し、将来の事業変化に柔軟に対応できるシステム基盤の構築に貢献しました。

担当者の声

エヌデーデー担当者からの声

初はWebPerformerの技術支援から始まりましたが、お客様との日々のコミュニケーションを通じ、より深く業務を理解することで、単なるシステム開発に留まらないご支援ができるようになりました。特に、弊社の強みであるAWSの知見を活かし、お客様が抱えていたクラウド化への課題解決に貢献できたことは大きな喜びです。ローコード開発の利点を活かしつつ、今後残るレガシー部分の刷新にも積極的に貢献し、お客様の事業成長をITの側面から支え続けていきたいと考えています。