clinico 医療相談システム(MSWシステム)
相談業務の価値を、未来へつなぐ。MSWのための相談業務支援システム。
「clinico」は、医療ソーシャルワーカー(MSW)の日々の相談記録から、各種統計資料の作成、院内での情報共有までをシームレスに実現する相談業務支援システムです。手作業や表計算ソフトに頼っていた集計・報告業務を自動化し、MSWが本来注力すべき患者様・ご家族との相談業務に専念できる環境を創出。蓄積された相談記録という貴重な情報を「活用できる資産」へと変え、患者様と病院の信頼関係の強化や、医療の質の向上に寄与します。
このようなお客様に最適
- 相談記録や日報・月報などの書類作成に、多くの時間を費やしているお客様
- 相談内容やノウハウが属人化しており、チーム内での情報共有に課題があるお客様
- 日々の作業内容を整理して、MSWが実際に行っている業務の全体像を院内で共有したいお客様
- 蓄積された相談情報を分析・活用し、地域連携やサービス向上に繋げたいお客様
課題解決の必要性
医療ソーシャルワーカー(MSW)の業務は、患者様の退院支援や社会復帰など多岐にわたり、その重要性は増すばかりです。しかし、日々の相談記録や行政への報告資料作成といった事務作業に多くの時間が割かれ、本来の専門業務を圧迫しているのが実情です。また、個々のMSWが持つ貴重な経験や情報が共有されず、組織としてのナレッジとして活用しきれていないケースも少なくありません。これらの課題を解決し、MSWの専門性を最大限に活かすための業務基盤が必要です。
ソリューションの特徴
-
01
直感的な画面配置
システムに不慣れな医療ソーシャルワーカー(MSW)でも、直感的な画面構成により迷わず操作でき、業務の効率化を支援します。
-
02
高度な統計機能
医療相談データを様々な角度から分析できる統計機能を搭載しており、業務改善や報告資料作成にも活用できます。
-
03
電子カルテとの連携
電子カルテやオーダリングシステムと連携することで情報の入力ミスを防ぎ、簡便かつ正確なデータ管理が可能になります。
-
04
匿名患者にも対応
電子カルテに未登録の患者や匿名患者に対しても記録を残すことができ、後日、電子カルテ情報と紐付けることが可能です。
-
05
関係機関との連携を支える経過記録
転院支援などの際に、患者の経過記録を関係機関ごとに紐づけて管理でき、情報共有の質を高めます。
-
06
がん相談記録にも対応した標準化入力
国立がん研究センターが公開している相談記入シートに準拠したデータ登録が可能で、がん相談業務にもスムーズに対応できます。
相談記録を、ストレスなく、スピーディーに
日々の相談記録を効率的に入力できるよう、様々な工夫を凝らしています。よく使う文章を「定型文」として登録し、ワンクリックで呼び出す機能や、院内の患者情報システムと連携することで、氏名や年齢といった基本情報の入力を不要にします。直感的でわかりやすい入力画面により、PC操作が苦手な方でもスムーズに利用可能。MSWが記録作業に費やす時間を最小限に抑え、患者様と向き合う時間を最大化します。
高度な統計機能、二次利用も簡単
日々入力される相談記録は、全てデータベースに蓄積されます。そのデータをもとに、日次・月次の報告書、相談内容の統計、退院支援の実績など、あらゆる統計資料を作成できます。これまでExcelなどで多くの時間をかけて手集計していた作業がなくなり、業務負荷が大幅に軽減されます。また、ドリルダウン機能やグラフィカルな表現により、多角的かつわかりやすいデータ分析を可能にしています。すべての統計をExcel、CSV、PDF形式で出力し、二次利用もできます。
情報の共有と活用で、相談業務の質を高める
相談記録を一元管理することで、MSWチーム内での情報共有が円滑になります。担当者不在時にも、他のスタッフが過去の経緯を正確に把握し、一貫性のある対応が可能です。また、多彩な検索機能を使えば、過去の類似ケースを簡単に見つけ出し、新たな相談への対応に活かすことができます。これにより、個人の経験に頼りがちだった業務が標準化され、チーム全体の対応力が向上。組織としてのナレッジを蓄積・活用する基盤ができます。