大手ポイントプラットフォーム事業におけるSalesforce SFA構築とBigQueryデータ連携基盤の導入

営業組織のDXと高度なデータ分析基盤を同時に実現しました。

  • BigQuery
  • DataStream
  • Google Cloud
  • Salesforce

大手ポイントプラットフォーム事業者様

ITサービス

ご依頼の背景

営業組織のDXと高度なデータ分析基盤を同時に実現しました。

サービス規模の急拡大に伴い、営業情報の属人化やデータ分析の遅延に課題を抱えていたクライアント企業様に対し、Salesforce SFAの構築とGoogle Cloud BigQueryへのデータ連携基盤を導入しました。 Datastreamを活用したニアリアルタイム同期により、API消費を抑えつつ鮮度の高いデータに基づいた迅速な経営判断を可能にしました。同時に、受注後の管理フローや通知設定などのオペレーションを自動化することで、営業現場の業務効率化とヒューマンエラーの削減を達成。将来的なデータ量の増大にも耐えうる、スケーラビリティの高い分析基盤を低コストで構築いたしました。

大手ポイントプラットフォーム事業者様

国内最大級のポイント交換プラットフォームを運営。急速な事業拡大に伴い、属人的な営業管理からの脱却と、データドリブンな経営体制への移行を目指されていました。

抱えていた課題

  1. 01

    アナログ管理による属人化

    見込み客や案件進捗がスプレッドシート等で管理されており、チーム間での共有がタイムリーに行われない課題がありました。また、手作業による更新漏れや誤消去のリスク、さらには複雑な業務フローの引き継ぎコスト増大が懸念されていました。

  2. 02

    分析作業の高負荷と意思決定のタイムラグ

    目標達成率や粗利予測の算出に多大な手作業が発生しており、経営判断に必要なデータの可視化に数日の遅延が生じていました。リアルタイムに現状を把握し、迅速な施策立案を行うためのデータ基盤が不足していました。

導入ソリューション

Salesforce × BigQuery
データ活用基盤の構築事例

導入したソリューション

Salesforceを営業活動の「実行基盤」、BigQueryを「分析・戦略基盤」と定義し、それらをシームレスに統合する仕組みを構築しました。

Salesforce × BigQuery 連携アーキテクチャ
Salesforce (SFA) Google Cloud Datastream (CDC方式 / 5分間隔同期) BigQuery (DWH)

※Datastreamの活用により、API消費を抑えたニアリアルタイムな分析環境を実現

① Salesforce SFAの構築
(営業・導入管理の標準化)

● 独自オブジェクトの実装
  • 「導入管理」オブジェクトによるフェーズ管理と滞在日数の自動計算。
  • 「目標管理」オブジェクトによる担当者ごとの予実自動集計の実装。
● 自動化機能の拡充
  • 外部ツールからのリード自動登録。
  • 受注時の導入管理レコード自動生成およびSlack通知。

② Salesforce × BigQuery 連携基盤
(Datastream活用)

● ニアリアルタイム同期
  • CDC方式の採用による5分間隔のデータ連携。
  • API消費を最小限に抑えつつ、常に鮮度の高いデータを抽出。
● 連携対象の最適化
  • 分析に必要な16個のオブジェクトを厳選。
  • 個人情報保護の観点から特定のカラムを除外した安全な設計。

導入成果(Before/After)

SalesforceとBigQueryの統合、および業務プロセスの自動化により、営業現場の工数削減と経営判断の迅速化を同時に実現しました。

導入前 (Before) × 集計に週次で3時間以上 × 部署間の連携は手動連絡 × 予実管理の精度に課題 導入後 (After) 集計工数ゼロ(常時更新) Slack自動通知で即時連携 案件単位の予実を完全可視化

Before 散在するデータと属人的管理

  • 手動集計によるタイムラグが発生し、最新数字の把握に数日の時差。
  • 「導入管理」がスプレッドシート管理で、部署間連携が属人化・遅延。
  • 個人の目標と案件進捗が別管理で、着地予測が不透明。

After データ駆動型の営業組織へ進化

  • ダッシュボード作成工数がほぼゼロになり、迅速な意思決定が可能に。
  • Slack通知連携により、平均リードタイムを約20%削減。
  • 目標管理の実装により、精度の高いリアルタイム売上予測を実現。

導入効果

最新データに基づく意思決定の高速化と、営業オペレーションの大幅な効率化を実現しました。

KPIの集計作業が不要となり、常に最新の状況に基づいた経営判断が可能になりました。また、各種自動化機能により営業アシスタントの事務負担が激減し、低コストで拡張性の高い運用体制を構築できました。

  1. 01

    経営判断のスピード向上

    BigQueryに同期されたデータがTableauで可視化されることで、従来数日かかっていたKPI集計が不要となり、常に最新のデータに基づいた迅速な意思決定が可能になりました。

  2. 02

    事務工数の大幅な削減

    リード登録や受注後のフロー作成、各部署への通知が自動化されたことで、営業アシスタントの事務負担が軽減され、ヒューマンエラーの防止にもつながりました。

  3. 03

    低コストなデータ運用

    Datastreamによる差分更新の活用により、BigQueryの更新コストを月額数千円程度に抑制。将来的なデータ増大にも耐えうる、費用対効果の高い基盤を構築しました。

担当者の声

エヌデーデー担当者からの声

今回のプロジェクトでは、お客様の急成長に伴う「情報の散在」と「分析の遅延」を解消するため、SalesforceとBigQueryの最適な役割分担を意識して設計いたしました。現場の使いやすさを追求したUIの構築はもちろん、Datastreamを用いたニアリアルタイム連携により、鮮度の高いデータを低コストで活用できる基盤を実現できた点が大きな成果だと感じています。 特に、API消費の抑制や将来的なデータ増大を見据えた拡張性の確保は、弊社の知見を活かしたこだわりのポイントです。単なるシステム導入に留まらず、お客様がデータドリブンな意思決定を迅速に行える環境を共に構築できたことを、チーム一同大変嬉しく思っております。