お客様と共に、一緒になって業務改善 ~ Salesforce構築支援プロジェクト~
伴走型の支援で海運業のDXを推進
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- 海運
ご依頼の背景
伴走型の支援で海運業のDXを推進
全国規模で海運業を展開する海運グループ企業様。弊社は、お客様のDX推進を計画段階から支援し、その実績と海運業への深い理解をご評価いただきました。現在は親会社様のDXプロジェクトも主導しています。お客様と一体となり、Salesforceを活用した独自の船舶管理システムの構築を推進。単なるシステム開発に留まらず、業務整理や要件定義をリードし、お客様の業務改善と競争力強化を強力にサポートしています。
導入企業様
内外航海運、倉庫・陸運、港湾運送事業の他、内航定期航路事業や利用運送事業等を全国規模で展開する、海運グループ企業様です。
抱えていた課題
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01
DX推進における社内のリソース不足と、要件定義の停滞
DXを推進したいという思いはあるものの、具体的な計画策定や、複雑な業務をシステム要件に落とし込む作業が社内のリソースだけでは滞りがちでした。何から手をつければ良いか、どう進めていくべきか、プロジェクトを主導する存在が求められていました。
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02
高額な外国製システムへの依存と、自社ノウハウ蓄積の困難さ
従来の船舶管理システムは外国製が多く、ライセンス費用が高額なことが経営上の負担となっていました。また、パッケージ製品であるため自社の業務に合わせたカスタマイズが難しく、独自のノウハウをシステムに反映・蓄積し、他社との差別化を図ることが困難な状況でした。
導入ソリューション
計画段階からの伴走と、プロジェクトの主導
お客様と一体でプロジェクトを推進
業務課題の可視化
要件の具体化
進捗共有
弊社は、お客様のDX推進プロジェクトに計画段階から参画しました。単に依頼されたものを開発するのではなく、業務整理の段階からお客様と一体となり、プロジェクト全体を主導しています。お客様社内で要件定義などが滞った際には、弊社が積極的に議論をリードし、プロジェクトが円滑に進むよう支援します。また、議事録や各種ドキュメントを丁寧に作成・共有することで、お客様との認識の齟齬を防ぎ、透明性の高いプロジェクトマネジメントを徹底。単なるベンダーではなく、共にゴールを目指すパートナーとして、業務改善に取り組んでいます。
Salesforceによる柔軟な独自システム構築
柔軟な独自システムの構成
(SmartVisca / PDF Butler)
SalesforceのService CloudおよびSales Cloudを基盤とし、柔軟性と拡張性の高い独自の船舶管理システムを構築しています。開発手法には、計画性と即応性を両立するハイブリッド開発(アジャイル・ウォーターフォール)を採用。AppExchangeアプリの「SmartVisca」や「PDF Butler」も活用し、機能性を高めています。弊社の強みである海運業特有の業務知識を活かし、外国人乗組員にも対応した英語表記の画面を設計するなど、お客様の業務に完全にフィットするシステムを実現しました。
導入効果
DX推進が加速し、グループ全体へ展開。独自の競争力獲得へ。
お客様でのDX推進支援の実績が評価され、親会社様のプロジェクトも担当。グループ全体のDXを加速させることに貢献しています。自社独自のシステムを持つことで、他社との差別化を図ります。
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01
グループ全体への信頼獲得
計画段階から寄り添う伴走型の支援で成果を上げたことが高く評価されました。その実績と海運業界への深い理解が信頼に繋がり、グループ親会社のDX推進支援も任せていただくに至りました。
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02
自社ノウハウの資産化
Salesforceを基盤とすることで、高額な外国製パッケージシステムから脱却。自社の業務に合わせた独自の船舶管理システムを構築し、長年培ってきたノウハウを資産としてシステムに蓄積できるようになりました。これにより、他社との明確な差別化を実現します。
担当者の声
エヌデーデー担当者からの声
グループ様全体のDX推進という重要なプロジェクトに携われることを光栄に思います。お客様の業務を深く理解し、単なるシステム開発者ではなく、ビジネスパートナーとしてご信頼いただけていることに、大きなやりがいを感じています。お客様が目指す「ノウハウを詰め込んだ独自システムの構築」という大きな目標を実現するため、全力を尽くします。Salesforce社のAI技術など、最新動向も常にキャッチアップし、お客様の競争力強化に貢献できる提案を続けていきます。

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