AZON導入事例|ICカード+パスワード認証 - 関東エリアの大学附属病院様(約400床規模)

ログイン前でも利用可能!厳格なセキュリティ要件と院内の円滑な情報共有を両立

  • AZON

関東エリアの大学附属病院

約400床

ご依頼の背景

新電子カルテ導入に伴うセキュリティ強化と、院内の柔軟な運用を模索されていました

関東エリアの大学附属病院様(約400床規模)では、電子カルテシステムの更新に伴い、厚生労働省等のガイドラインに準拠したセキュアなシステム運用を目指し、二要素認証ソリューションの導入検討を開始されました。
しかし、ガイドラインに準拠するためだけに厳格な制限を課すセキュリティ対策では、現場の業務効率を低下させる懸念がありました。そのため、全職員への情報共有を維持しながら、厚生労働省ガイドラインに対応したセキュリティを担保できる認証基盤が求められていました。

関東エリアの大学附属病院

施設規模: 約400床

抱えていた課題

  1. 01

    全職員へのお知らせ周知を阻む「ログインの壁」

    従来は電子カルテシステム内のお知らせ機能で院内アナウンスを行っていましたが、閲覧には電子カルテへのログインが必須でした。院内には業務上、電子カルテを使用しないスタッフも多数在籍しており、重要なお知らせの全職員への情報共有が難しい課題がありました。

  2. 02

    厳格なセキュリティ制限による利便性の低下

    一般的な二要素認証システムは、二要素認証を完了しなければ端末自体を一切操作できない強固なロックがかかります。セキュリティを高める一方で、ちょっとした掲示板の確認や、認証を必要としない簡易なアプリを使いたいときにも都度、手間のかかる二要素認証を求められるため、業務効率や利便性が著しく低下する懸念がありました。

導入ソリューション

導入ソリューションと効果

「未認証ポータル」の活用で、セキュリティと利便性を両立

二要素認証ソリューション「AZON」は、標準的なフローにおいて、二要素認証を完了しないと端末自体を利用できない強固なロック機能を持っています 。
しかし今回は、病院様のご要望にお応えするため、AZONのポータル機能と「未認証状態でも端末利用可能なフロー」を組み合わせて提案・構築を行いました 。

※未認証状態とは、利用者個人の二要素認証を実施していない状態を指します。この状態では電子カルテや患者情報を扱うシステムは利用できず、院内掲示や限定された業務アプリのみ利用可能です。

「未認証状態」でのポータル運用イメージ
AZON 未認証ポータル運用イメージ

強固なセキュリティロックをベースに、未認証状態でも院内掲示や限定された業務アプリへのアクセスを可能にします 。

🛡️
本来の強固なセキュリティ

AZONの標準フローは、二要素認証を完了するまで端末を一切操作させない強固なロック機構。ガイドライン準拠にふさわしいセキュリティを元々備えています 。

💡
「未認証ポータル」の掛け合わせ

病院様の「情報共有を止めない」というご要望を受け、AZONのポータル機能と、ログイン前でも限定的に端末を利用可能にするフローを組み合わせて設計しました 。

セキュリティ確保と利便性向上の両立

強固なセキュリティロックという「守り」と、未認証時でも必要な情報にアクセスできる「使いやすさ」という相反するニーズを見事に両立させています 。

導入効果

強固なセキュリティの担保と、全職員を対象とした円滑な情報共有を両立

二要素認証ソリューション「AZON」のポータル機能を活用し、病院独自の運用フローを構築。医療情報ガイドラインに準拠した確実な安全性を確保しながら、これまで課題となっていた「ログインの壁」を取り除き、院内全体のシームレスなコミュニケーション環境を実現しました。

  1. 01

    ログイン不要で「お知らせ」や「汎用アプリ」が利用可能に

    AZONには、Chromiumベースのブラウザが内蔵されており、院内掲示板などのWebページをポータル上に表示する機能があります。
    今回の運用フローでは、端末起動後にOSへ「共通ユーザー」で自動サインインを行い、まずは利用者が決まっていない未認証状態のAZONポータルを起動させます。この未認証ポータル上には、全職員が確認すべき「お知らせ情報」と、ログイン不要で利用可能な院内向けアプリケーションのみが表示されます。これにより、電子カルテを使わないスタッフでも、端末を開くだけでスムーズに院内情報へアクセスできるようになりました。

  2. 02

    必要な時だけ認証を行う、メリハリのあるセキュリティ

    未認証ポータルの状態では、電子カルテをはじめとする個人情報の閲覧やセキュアな業務アプリのアイコンは表示されないため、起動できません。それらのアプリを利用するスタッフは、ポータル上で「ICカード+パスワード」による二要素認証を行うことで、はじめて自分専用の業務アプリが起動可能になる仕組みです。これにより、「誰でも見られるオープンな情報」と「認証が必要なセキュアな情報」を1台の端末で安全かつスマートに切り分ける運用を実現しました。

担当者の声

エヌデーデー担当者からの声

本事例は、AZONが単なる「端末に鍵をかけるシステム」にとどまらず、病院ごとの複雑な運用フローに寄り添える「柔軟なポータル基盤」であることを証明する好例です。ガイドライン対応のために一律の制限を課すだけでなく、「いかに現場の職員全体がスムーズに業務を行えるか」をシステム側で最適に制御できる点が、AZONならではの大きなメリットと言えます。