森田 大地

データ解析のスペシャリストへ

私は 考える力と戦略を有するプロ集団 へ導きたい

解析・制御システム事業部
解析システム部

森田 大地
2016年入社/数理物質化学研究科修士課程修了

why did you decide to join us?

入社理由について

大学4年から大学院にかけて、私は「量子ウォーク」という分野の研究に打ち込んでいました。原子1個の挙動を詳細に見ようという物理現象の基礎的研究で、コンピュータのアルゴリズムとも関わりは深く、論文を読んだり、計算をしたり、プログラムを作成するという日々でした。研究には物理と数学が必要不可欠で、特に私は大好きな物理の知識を活かせる仕事がしたいという思いで就職先をネット上で探索していたところ、NDDがヒット。当社に解析・制御分野があることを知り、自分の知識や解析経験、プログラミング力が役立つと感じたことが大きかったです。

what your job?

仕事内容について

入社以来、電力関係のシステム会社をお客様として、原子力発電所等の放射線に関する安全性を数値シミュレーションで評価する業務を担当しています。例えば原力発電所の新規建設や再稼働に関しては議論があるところですが、放射性廃棄物を管理するにしても、地域に建設や稼働の了解を得る前段階においても、その施設が真に安全かどうかを示す資料が必要になります。そのための手計算からプログラミング、数値解析・評価が大きな仕事です。

また、並行して、当社・常駐先ともにデータサイエンス案件にも携わっています。データサイエンスとはAI開発にも重要な役割を果たすとされる、いわゆる機械学習のこと。大量のデータから意味のある情報、法則、関連性などを導き出すことを使命に、お客様の要望に応じた開発も行いつつ、会社としてビジネスにつながる応用も模索しています。

what are the rewards and hardships and episodes of your work?

仕事のやりがいと苦労、エピソードを教えてください

評価手法の調査・考案、効率化ツールの作成などを行っていくこと自体が、私は楽しくて仕方ありません。つまり何かの解決を目指し、試行錯誤すること自体が私のやりがいです。

普段の仕事では、プログラムの入力ミスなどに気づけず工数がかさむといった失敗を経験。そのため、手戻りが発生してもすぐリカバリーできるよう、プロセスの自動化に取り組んでいます。成功体験としては、業務の合間を縫って開発した効率化ツールにより業務プロセスを簡略化した結果、お客様の品質向上に寄与できたときは嬉しかったです。

自分の得た知見をどうやってプロジェクトに根付かせるか、そこが仕事の難しさであり、私が大切にしているところ。単に自分だけわかっていてもだめでチームメンバーや使う人にわかってもらわないと前には進みません。そのため勉強会の場を設けて参加を促し、資料を残すといったことにも力を注いでいます。実際に私が提案したデータサイエンスの勉強会が会社の戦略に昇格し、今動き始めており、良き提案が通りやすいのも当社の魅力です。

what are your future goals?

今後の目標を教えてください

常駐先での目標は「自分にしかできない仕事をなくすこと」。例えば納期が近いというとき、自分がいなければ前に進まないという状況があってはなりません。チームとして会社として、周囲にも積極的に働きかけて事業の継続性に貢献していければと思います。

自社のプロジェクトとしては、データサイエンス関連の知識を周囲のメンバーに根付かせること。これは今走り出したばかりで案件数は多くはないですが、一つ一つ真摯に取り組みながら、NDDの得意分野として拡大していきたいと思います。

仕事はまた、考えるプロセスを大事にしてこそ、良い結果が生まれるというのが私の信条です。将来的には私自身データサイエンティストの道を切り拓いていきたいですし、メンバー一人ひとりが考えるプロセスを大切に戦略的なプロ集団へ導いていけたらと思います。

what did you devote to when you were a student and what are your current hobbies?

学生時代に打ち込んだこと・現在の趣味を教えてください

学生時代はテニスサークルに入っていましたが、大学4年から大学院にかけては「量子ウォーク」の研究に打ち込む日々でした。また入社当初は、通勤時間中も論文や教科書を読んで学ぶことが多かったです。現在は、在宅勤務も増えた影響もあり、休日やオフには家でYouTubeやアニメ観賞を楽しんでいます。特にアバターを用いて動画をつくるバーチャルユーチューバーの作品が楽しく、リフレッシュにつながっています。